西アフリカで猛威振うエボラ出血熱、米国で初の感染被疑者

【大紀元日本8月5日】西アフリカで猛威を振っている致死率の高いエボラ出血熱は史上最悪規模になっている。米国内でも初の感染被疑者が出た。ニューヨークのある病院の発表で、エボラウイルスの感染が疑われる男性患者の入院が明らかになった。

男性は4日朝、高熱や、胃腸不調などの疑似症状を訴えたため、エボラウイルスに感染した可能性があるとして、隔離病室で治療を受けている。病院側の説明では、2点xun_ネ内に検査結果が出る予定。

CNNの4日付の報道によると、リベリアで医療活動中にエボラウイルスに感染し、米国に緊急搬送された2人の米国人医師は、米カリフォルニア州サンディエゴのマップ・バイオファーマシューティカル社が開発している「Zmapp」を投与した後、症状が大きく改善した。

Zmappは人間に使われた前例がない臨床試験前の薬で、マウスの体内にエボラ出血熱ウイルスの一部を注入することで作られた抗体を含む治療薬である。ウイルスが新たな細胞に感染するのを阻止できるという。

世界保健機関(WHO)の4日の最新発表によると、今年初めからギニア、リベリア、シエラレオネで感染が拡大しているエボラ出血熱による死者数は887人を超えた。西アフリカでは、恐怖でパニックが広がり続けている。

(翻訳編集・叶子)

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