乙武氏が香港でデモ応援 「学生側は一貫して平和的」と擁護 

【大紀元日本10月6日】香港民主化デモに参加する学生や市民らは、世界中から賞賛と応援を受けている。ベストセラー『五体不満足』で知られる作家・乙武洋匡氏は4日、デモに応援の意を表明するため、抗議拠点である金鐘(アドミラリティ)を訪れた。香港紙・アップルディリーなどが報じた。

乙武氏は公式アカウントのツイッターで、香港の学生たちの民主化を求める精神や情熱に感化され、デモ参加を決意したと明かしている。直行便が取れなかったため、乙武氏は羽田空港から出発してソウル経由で4日昼頃、香港に到着した。

乙武氏は現地の様子や自らの感想などをツイッターで発信している。「学生側は一貫して平和的な態度を崩していない」「デモ隊に対する暴力行為を、警察が傍観する姿も目撃されている」「ネット上にはデモ隊へ暴力を振るうことへ報酬を払うとの求人も出回っている」「時折、デモ反対派がテントに詰め寄り、ツバをかけるなど、一触即発の雰囲気」など、学生側の立場を擁護するコメントを残している。

また乙武氏はデモの先行きについて次のように述べている。「この『雨傘革命』が、どのような結末を迎えるのか。暴力による解決でないことを心から望んでいる。『第二の天安門事件』となることだけは避けなければならない」

一人の香港人ネットユーザーはツイッターで、乙武氏の良心的な行動を称えた。その対比として「もう一人は健常者だが、良心を持たず、香港人を裏切っている」と書きこみ、香港の梁振英・行政長官への批判をほのめかした。

(翻訳編集・王君宜)

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