「中国で失われた伝統文化を復興」 神韻ワールドツアーが幕開け

【大紀元日本1月14日】 2007年から毎年ワールドツアーを開催する神韻芸術団(本部・ニューヨーク)の2015年公演は昨年12月26日に幕開けとなった。神韻には在外華人アーティストが加盟し、「中国共産党政権下で破壊された中国伝統文化を舞台芸術の形で復興する」との使命を掲げる。公式サイトによると、4つの芸術団で総勢約400人のアーティストが今年5月初旬までに北米や欧州、大洋州、アジアなど100以上の主要都市で約400公演を予定している。

神韻の発表によると、公演は2012年から北米地区を中心に大変な人気をみせ、各劇場ではチケットの完売が続いているという。2015年はアメリカとカナダの85の都市で270公演を行う予定で、現在、ニューヨークのリンカーン・センターで公演中だ。

大紀元米国本部はその一部公演を取材した。1月9~18日、ニューヨークのリンカーンセンターで、神韻は12公演を実施する。72人の議会・地方議員から祝辞が贈られたという。

1月10日、神韻世界芸術団によるサンフランシスコのオペラハウスでの公演を鑑賞したヒューレット・パッカード社のロバート・ヒルデンブラント副総裁は「神韻を観たのは4回目」と取材記者に語った。

またカナダのオタワ国立芸術センターでの神韻の公演では、心理学者は「伝統的価値観を発し、高度な芸術性を持つ舞台に心を打たれた」と鑑賞後の感想を述べた。1月10日、カナダのモントリオールのメゾヌーブ劇場での神韻公演では、毎年公演を観ているという中国人女子留学生が「中国の5千年の文明、真の伝統文化に直に触れられた」と話した。

ブルガリア大使館の文化事務部外交官は「我が国でもぜひ開催してほしい」と述べた(大紀元)

公演は中国の伝統舞踊・民族舞踊および舞踊劇を中心とし、歌や古典楽器の演奏も、西洋のクラシック楽器と中国の古典楽器を合わせたという世界でも例のない専属オーケストラが伴奏する。

アジア公演は日本、台湾、韓国で実施。日本の主催者は一般社団法人古典芸術振興会。4月15、16日に兵庫県立芸術文化センター(兵庫・西宮)、18~21日は東京文化会館(東京・上野)で公演が予定されている。

(翻訳編集・叶子)