ドイツで開発「人体ナビゲート」

【大紀元日本6月18日】ドイツ、ハノーバー大学(University of Hannover)の研究者が、世界初の「人体ナビゲート」を開発した。この装置は、幾つかの電極を膝と太腿の外側に貼り付ける形で身体に装着する。貼り付けた電極から微弱電流が流れて特定の筋肉を刺激し、軽い収縮を起こすことで進行方向を指し示す。電流は微弱なので身体に害を与えることはなく、また不快感もないという。

英紙「デイリー・メール」の報道によると、ナビゲートの応用テストでは、土地勘の全くない観光客を目的地まで案内することに成功したという。この装置を利用すれば、方向音痴の人や地図を読むことが苦手な人でも、迷うことなく目的地へ到着できるようになる。

現段階では、この装置はブルートゥースによって携帯電話と連携して作動しているが、将来はGPS(全地球測位システム)に直接繋ぐことを目標にしている。

開発者の一人であるマックス・ファイファー(Max Pfeiffer)さんは、この装置を多方面で活用することを考えている。例えば、観光客の道案内、方角認知力が低くなった高齢者の道案内、広範囲に及ぶ火事現場からの消防隊員の避難誘導などだ。場合によっては、初めて会う友達との待ち合わせに活用することもできるだろう。

(翻訳編集・文子)
関連記事
この若草色の団子は、ただ目で楽しむだけでなく、桜の花々とともに季節の風情を一層引き立てます。
築200年の荒れ果てた家を購入し、5年かけて新しい命を吹き込んだ米国イリノイ州の夫婦は「それだけの価値があった […]
現代社会は、ストレスや様々な疾患に直面しており、多くの人々が健康への不安を抱えている状況にあります。しかし、私たちの身近な食材には、そんな不安を和らげる力を持つ意外なヒーローが存在します。それが「キャベツ」です。
SARS-CoV-2(新型コロナのウイルス名)のスパイクタンパク質が抗がん作用を妨げ、がんを促進する可能性があることが、最近発表されたブラウン大学による細胞研究のプレプリント(査読前原稿)で明らかになった。
台湾で最も歴史のある台南は、閩南(びんなん、福建省南部)系の古い建物や、和洋折衷の歴史建築などが多く残っていて […]