返還記念日、民主化と基本権利を求める本土と香港市民デモ

【大紀元日本7月2日】香港が中国に返還されて18周年記念を迎えた1日、同中心部で民主化を求める香港市民のデモ行進が行われた。中国共産党主導の市政に反対する参加者は梁振英長官に民主的な選挙を改めて訴えた。

警察発表によるとデモ参加者は約2万人。主催側は4万8000人と発表。学生連盟及び専業教師協会(組合)が先陣を切り、前行政長官・陳方安生氏を含めた政治家、民主派団体、人権団体と各支持者が行進に参加した。

昨年は51万人が同デモに参加した。同様に民主化を象徴する黄色い傘を参加者は掲げた。提示したプラカードには「梁振英(行政長官)は辞めてほしい、共産党はいらない」「真の普通選挙を求む、だれもが私を代表できない」が最も多かった。また、「689(梁振英)はいらない、大陸は500(注・500万人の香港市民)を支持する」のプラカードを掲げる、本土から応援に駆けつけた人もいた。

デモに参加した前行政長官の陳氏はメディアのインタビューに答え、香港は返還されて18年が経ったが、法治・人権・自由共にこれまでにない深刻な侵害を受けたと指摘。また梁行政長官は香港社会に対して市民間の対立を煽り、中国と香港の間に亀裂を深めたと批判した。

(編集翻訳・豊山)
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