海上自衛隊の能力の高さ 「笑い話ではない」=中国軍上将

劉亜洲・空軍上将は共産党機関紙『当代世界』10月号に、日本の海上自衛隊の能力を評価する文章を発表。国内の「士気」を高める狙いがあるとみられる。また、元中国軍高官は、兵士は心の堕落により「戦場にたどり着く前に破れる」と分析している。

劉氏は執筆活動でも中国で人気の高い軍高官。徹底した抗日思想の持ち主と言われている。尖閣諸島問題から見た日中関係について、「1981年以来、アメリカと日本は中国の海軍に対して『首かせと鎖』という極秘海洋軍事計画を進めており、何度か訓練も行っている」と伝えた。

また劉氏は、日本の艦艇には、衛星で中国艦艇の位置を捕捉システムが備わっており、50年以上も稼働していると指摘。「自衛隊の航空機の稼働率は常に90%を維持し、アメリカの80%の稼働率を上回っている」と述べた。

日本海における海上自衛隊の能力は「数時間以内に中国海軍を壊滅できる」という話が劉氏に伝わっており、これについて「もはや笑い話ではない」と強く警告した。

 敗因となりうる、技術力不足と士気低下

伝えられるところによると、政治評論家は、中国軍内の道徳は腐敗しており、技術面も世界中のどの軍隊よりも劣っている。中国空軍及び海軍の技術レベルは5、60年代の時と変わらず、米軍や日本の自衛隊とは比べ物にならない。

中国軍内部をよく知る元軍の関係者によると、最大の問題は「実戦経験の不足」だと共産党は言うが、問題は兵士の心の士気低下・団結力の低さによるものが大きいという。これにより「戦場にたどり着く前に敗れる」と語っている。

(翻訳編集・山本アキ)

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