古代中国の物語

隣国のスイカを育てた農民

戦国時代、魏国と楚国をまたぐ地域ではスイカの栽培が盛んだった。魏国のスイカは成長が早く、大きくて美味なのに対し、楚国のものは成長が遅く、小さい実しか収穫できなかった。その原因は、魏国の農民たちが勤勉でスイカ作りに精を出している一方、楚国では水さえあまりやらないほど怠けていたからだった。

楚国の県令(今でいう知事)は農民に対して、畑仕事をきちんとするよう厳重に注意した。厳しい指摘を受けた楚国の農民たちは、魏国のスイカと比較されたからだと愚痴をこぼし、しまいにはその不満の矛先を魏国の農民たちに向けるようになった。

「魏国のやつらのせいだ」「そうだ、そうだ!やつらのスイカがまずくて、こんなに大きくなければ、俺らも厳しく注意されなかった」「どうにかしなくてはならない」と楚国の農民たちは口々に不満を訴え、自分たちのことを顧みることもせず、議論すればするほど腹を立てた。

▶ 続きを読む
関連記事
子どもの何気ない毎日が、将来の「懐かしい記憶」になっていくとしたら?親との会話や遊び、季節の行事など、今は当たり前の時間が大人になった子どもの心に残る理由とは。愛情と記憶の深い関係を見つめます。
砂糖代替品キシリトールの血中濃度が高い人で、心筋梗塞や脳卒中リスク上昇との関連が示されました
膝が痛いのに、反対側の肘を押す? 中医学のツボ、運動、温め方、食事から、膝の痛みを全身で見直します
掃除機の音に怯え、震えてしまう子犬。ネット上で見かける「掃除機を大声で叱りつける」といった間違った対処法は、実は恐怖心を煽るだけだった?犬の優れた聴覚や感覚過負荷のメカニズムを解説し、愛犬と掃除機のあいだに良い印象を育む段階的な慣らし方を専門家が紹介します。
いお茶やコーヒーをそのまま飲む習慣に注意。非常に熱い飲み物とがんリスクとの関連を研究が示しました