古代中国の物語
隣国のスイカを育てた農民
戦国時代、魏国と楚国をまたぐ地域ではスイカの栽培が盛んだった。魏国のスイカは成長が早く、大きくて美味なのに対し、楚国のものは成長が遅く、小さい実しか収穫できなかった。その原因は、魏国の農民たちが勤勉でスイカ作りに精を出している一方、楚国では水さえあまりやらないほど怠けていたからだった。
楚国の県令(今でいう知事)は農民に対して、畑仕事をきちんとするよう厳重に注意した。厳しい指摘を受けた楚国の農民たちは、魏国のスイカと比較されたからだと愚痴をこぼし、しまいにはその不満の矛先を魏国の農民たちに向けるようになった。
「魏国のやつらのせいだ」「そうだ、そうだ!やつらのスイカがまずくて、こんなに大きくなければ、俺らも厳しく注意されなかった」「どうにかしなくてはならない」と楚国の農民たちは口々に不満を訴え、自分たちのことを顧みることもせず、議論すればするほど腹を立てた。
関連記事
甘味、酸味、辛味、苦味、塩味は、体を助ける一方で、偏ると負担にもなります。中医学の五味から食事を見直します
ブルーベリーの抗酸化作用を最大限に引き出すには、食べ方・保存法・組み合わせが重要です。冷凍保存のメリットや牛乳・鉄との相性、腸内細菌との関係をわかりやすく解説します
ボリビアの雲霧林で、小型の野生ネコが新種と確認されました。遺伝子解析が明らかにした進化の違いと保全課題を紹介します
目の乾きや視界のぼやけは、ホルモン変化と関係することがあります。涙、角膜、マイボーム腺への影響とケアを解説します
よくあるラクナ梗塞は、血管の詰まりだけでは説明できない可能性があります。血管壁の異常に注目した研究を紹介します