神韻を今年二度鑑賞した「元」紅二代の羅宇氏(李莎/大紀元)

中国共産党元老の息子、神韻を今年2度鑑賞「ぜひ中国本土公演を」

中国共産党元老の息子でありながら、海外で内情を暴露したため共産党に忌み嫌われている「元」紅二代羅宇氏(71)は、2月16日夜、米ワシントンのジョン・F・ケネディ・センターで、再び神韻芸術団の舞台を鑑賞した。羅氏は、禁じられた中国本土公演が実現できるよう希望していると大紀元に述べた。

1月のフィラデルフィア公演に続き、今年二回目の神韻鑑賞で、羅氏は、「毎回違う感動をおぼえる」「(公演中)何回も涙がこぼれてしまった」「トップクラスのダンス、音楽、演出を楽しめたうえ、伝わってきた純正なエネルギーとメッセージに深く心打たれた。特に、善悪に関する物語の演目に、神仏が信仰者を助ける場面になると、涙が止まらずに流れてしまう」と述べた。

また、中国共産党が、中国国内で公演を禁止するだけでなく、中国大使館などを通じて公演を妨害していることについて「大変残念」と述べ、「神韻は真善忍の理念を伝えている。それは良い人間になれる指針であり、今の世界、特に中国では最も欠けていて最も必要とされるものだ。もし、人々がみな真善忍に基づいて生きることができれば、世の中、特に中国社会は全く違うものになるだろう。神韻が一日も早く中国で公演できることを切に願っている」と語った。

最後に、「神韻が伝えている理念は非常に奥深い精神性があり、信仰心がなく道徳が恐ろしく低下している現在の中国において、人々の心を浄化し良識を呼び覚ますには、神韻のような芸術が特に必要だ。神韻の中国公演の実現は格別な意味がある」と強調した。

羅氏は中国共産党軍元老、羅瑞卿・元大将の次男で、かつて軍総参謀部の大佐を務めた。1989年の天安門事件で共産党政治の不信感が募り、中国を離れた。1992年、当時の江沢民主席によって軍籍と党籍を剥奪された。

元共産党高官のみならず、ハリウッド・スターや芸術界の重鎮も鑑賞する、中国伝統の復興を掲げた舞台「神韻」。日本公演は、東京では新国立劇場オペラパレスで4月24日~26日、名古屋は愛知県芸術劇場大ホールで19日と20日、大阪はあましんアルカイックホールで22日に開催。チケットは専用フリーダイヤル0120-91-8487(10:00-19:00)や各種チケットサービスに問い合わせ、またネットでも座席を指定して購入できる。

 神韻2016日本公演公式サイトへ移動

(翻訳編集・単馨)

関連記事
【大紀元日本12月17日】無神論を掲げる中国共産党は、歴史ある中華文化が再び花開くことを恐れている。隣国・日本でも、その横暴な破壊活動が続いている。伝統芸術の復興を掲げる「神韻芸術団」の東京公演を、在
【大紀元日本4月20日】神韻東京公演は19日、佳境を迎えた。満場の観客の中に、著名なブライダルファッションデザイナー・桂由美氏の姿があった。 後半の公演が始まる直前に記者に印象を聞かれた桂由美氏は開口
中国共産党元老の一人で、故羅瑞卿・元中国軍大将の息子である羅宇氏は、習近平氏に対して中国の独裁政治を終わらせるよう呼び掛ける公開状を発表したことで注目を集めた。先日、大紀元の独占インタビューに応じ、現在起こっている江沢民への告訴の動きや中国の臓器狩り問題、今後の中国政局(政権)の方向性について語った。