白内障治療に大きな進展 水晶体の再生に成功=米中研究チーム
中国の中山大学と米カリフォルニア大学サンディエゴ分校の合同研究チームが、白内障の治療分野において水晶体の再生に成功して飛躍的な研究成果を挙げている。報告書は英科学誌、ネイチャーの最新号に掲載された。
白内障とは、年齢に伴って眼球の水晶体が濁って視力が低下する病気で、現在のところ患者の水晶体を超音波で粉砕、乳化させて吸引し、その代わりに眼内レンズを挿入するという治療法が主流になっている。手術時間が短く、患者への負担も少ないとされる一方で、合併症や後遺症が起きる可能性もある。
こうした中、同研究チームは幹細胞再生技術を使って眼球内で新しい水晶体を作り、中国で児童の白内障の治療に成功したと発表した。
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