サンペレグリノヤングシェフ2016の日本地区大会が幕を閉じ、古屋聖良さんが「日本の四季」と題する料理で栄冠に輝いた。古屋さんは日本代表として10月中旬にイタリアのミラノで開催される世界大会に進出する(遊沛然/大紀元)  
若き女流料理人 世界へと羽ばたく

サンペレグリノヤングシェフ 女流料理人が日本代表に

世界中の美食家たちに愛されている「サンペレグリノヤングシェフ2016」の決勝戦が6月29日に行われた。女流料理人の古屋聖良さん(27)は「日本の四季」という料理で優勝の栄冠を手にし、日本代表として今年10月13日からイタリア・ミラノで行われる世界大会に挑む。

東京で行われた決勝戦には10名の料理人が出場し、日本代表の座を争った。古屋さんの料理は日本の美しい四季をイメージし、季節にあった色彩と味覚を料理で表現し、好評を得た。

古屋さんは、「とても感動しています。私を育ててくれた両親、そして自分を育ててくれた料理長とこの栄誉を分かち合いたいです。私は日本代表としてサンペレグリノヤングシェフ2016の世界大会に進出できることに誇りを感じると共に、自分の技能を十分に発揮して世界で優勝できるように頑張りたいと思います」と語った。

古屋聖良さんはサンペレグリノヤングシェフ2016の日本代表として選出された。写真は彼女の作品「日本の四季」

(遊沛然/大紀元)

サンペレグリノヤングシェフでは素材、技術、才能、美しさ、メッセージ性の5つの評価基準をもとに審査員が優勝者を決める。審査員の成澤由浩シェフは、「自らの腕を磨きたい若者は、ぜひこの様な大会に出場してほしい。大会ではプロの講評が得られるので、貴重な体験になると思う」と話す。「我々審査員は地区大会に参加した選手たちに寄り添い、最高の技術的な提案をするつもりだ」

審査員から評価をもらう古屋さん

(遊沛然/大紀元)

同じく審査員で、日本料理の権威である山本征治シェフは、「料理コンクールはお客さんの視点からの料理に対する評価であり、料理人にとって優勝することだけが目的ではない。料理に凝縮された様々な要素は一流の料理人となる鍵。更なる進歩に努め、努力をしていけばきっと一流の料理人になるに違いない」

(翻訳・文亮)

関連記事
アレルギーは多くの人々の健康問題となっています。環境中にはさまざまなアレルギー原が存在しますが、日常の健康管理や症状の軽減にはどのような対策を取れば良いでしょうか?
HPVワクチンは、子宮頸がん予防の主な手段として医師から推奨されており、医師をはじめ多くの人々がリスクは存在しないと信じていますが、本当にそうでしょうか?HPVワクチンの一種であるガーダシルに関して検証します。
人の腸内には微生物が生息しており、主に細菌と真菌で構成されています。これらの微生物は人体の生理的プロセスとバランスを調節しています。ますます多くの証拠が示すには、腸内微生物群の変化はCOVID-19の感染進行、重症度、そして後遺症と関連があります。
清朝(1644-1911年)は、中国最後の統一王朝で、満州族により統治されました。末期の数十年には、軍事的敗北、内紛、経済の疲弊が次々と襲いかかりました。
道教で用いられるハタキは、動物の毛と麻を合わせたもので、木製の柄がついています。道家の道士や僧侶は、ハタキを携えて修業の旅に出ます。