ある薬がタダで手に入り、ほとんどの病気に対して、緩和や治療の効果がある。そんな薬ほしくないですか?誰でもほしがるでしょう。 そんな「特効薬」はなんだと思いますか?それは、毎日運動することです。最新の研究によると、毎週1時間半運動すると、13種類の癌の発症リスクが低下することが分かりました。

世界保健機関(WHO)は2009年に発表した「世界の健康を害する危険要因を分析した報告書」では、高血圧、喫煙、糖尿病に続き、運動不足は第4の死につながる危険要因とされています。運動不足によって様々な病気のリスクが高まります。では毎日運動したらどんな効果があるのでしょうか?

・再発乳がんの死亡率が半減
 ・結腸がんの発症率が60%以上減少
 ・アルツハイマー病の発症率が約40%減少
 ・心臓疾患・高血圧の発症率が約40%減少
 ・脳卒中の発症率が27%減少
 ・2型糖尿病の発症率が58%減少
 ・運動による2型糖尿病の治療は、インシュリン療法より2倍の効果

デスクワークの人や、一日の中で座る時間が長い人にオススメなのは1時間ごとに2分歩く、または30分毎に5分間立つ。それだけで糖尿病の発症率が減少します。台湾の医学専門家の研究でも、「長い時間座る人は、1分30秒立つだけで、血糖とコレステロールを調節する筋肉と細胞の機制を活性化させることができる」ことが分かっています。

それでは毎日忙しい中で、どのように運動したら良いのでしょうか?

1.一日の中で、数回の5分のウォーキングを毎日続けると効果的です。あまり運動しない人は、毎日5000歩を歩くことに挑戦、運動の習慣がある人は、一日1万歩以上歩くことをオススメします。

2.デスクワークの人は、30分ごとに数分だけ立ち上げってみましょう。

3.週1回、2時間半の運動をしましょう。例えば、ウォーキング、屋外での家事、ウィンドウショッピングなど。

4.運動が苦手な人、続ける自信のない人、友人・知人を誘って一緒に運動しましょう。おしゃべりしながら運動すると苦手な運動もあっという間!

5.運動は何らかの目標を達成するのではなく、継続することが重要。毎日の運動習慣を身につけるようにしましょう。

6.毎日生活していると、様々な問題に直面することもあるでしょう。そんな時は外に出て運動!いつの間にかスッキリしているはずです。

7.ウォーキングや簡単な運動だけじゃ物足りないあなたは、フィットネスクラブを探しましょう。入門したばかりのあなたも、プロの方が効果的な運動の方法を教えてくれるはず。

(翻訳編集・真子)