夏休みの宿題
お助けマンか悪魔か 宿題代行サービスが中国で大繁盛
中国の小中学生の夏休みは忙しい。山のような宿題をこなすので精いっぱいだからだ。子供の負担を軽減しようと、宿題代行業者に依頼する親も少なくない。こうした風潮は子供の人間形成にマイナスな影響を与えると憂慮する声も上がっている。
ネットメディアSixth Toneの報じたところによると、中国の大手オンラインショッピングモール淘宝網(タオバオ)で代筆サービスを検索すると、2000件近くがヒットする。この中には、論文の代筆や筆跡模写付きの宿題代行サービスなども含まれており、ある母親は、毎日宿題に四苦八苦している小学5年生の息子の様子を見るに見かねて、代行業者を探すつもりだと語った。
タオバオに出店している山東省のある代筆業者は、この仕事を初めてもう7年になるという。先月は2600件もの代筆依頼を請け負った。顧客から、使いまわしでなくオリジナルの原稿を求められた場合の料金は1000文字当たり400元(約6000円)。「文章のオリジナリティは保証します」とこの業者は言う。
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