2013年2月27日、台北のイベントで発言する「臓器の強制摘出に反対する医師団」(DAFOH)の常任理事トルステン・トレイ氏(撮影:Chen Pochou/大紀元)
人道犯罪

10月1日、人道的な医師会「中国での臓器収奪による犠牲者を弔う日」制定

医療専門家による非政府団体「臓器の強制摘出に反対する医師団」(DAFOH)は、このたび、10月1日を「臓器の強制摘出に反対する国際記念日」に制定した。初年度として、国連人権高等弁務官に、この人権侵害に対して行動をとるよう求めた。同日は、中国共産党政権による中国人民共和国が成立した「国慶節」と定める日でもあり、注目の高まりを狙う。

DAFOHは、臓器のために 年間数万人の「良心の受刑者」が中国で殺害されるという人道犯罪を広く伝えるため、設立された。同団は2016年ノーベル平和賞にノミネートされた。

同調査員によると、臓器元は、1999年から中国共産党に弾圧されている精神修養法・法輪功の学習者が主だという。そのほかにチベット民族、ウイグル民族、中国家庭教会(全能神)も対象となっている。

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国際的な医学倫理組織「臓器強制摘出に反対する医師の会(DAFOH、米ワシントンDC拠点)」がこのほど2016年ノーベル平和賞候補になった。同組織は長年来、移植用臓器をめぐる犯罪、特に中国での受刑者に対する臓器強制摘出を反対する活動を続けている。
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