健康にいい寝方とは?

ぐっすりと眠った後の、すっきりとした目覚め。良質な睡眠は、一日の活力源です。いつも朝からぐったりという人はいませんか?睡眠時間は長いのに疲労感が残るという人は、眠る時の姿勢が悪いのかもしれません。あなたは、どのタイプですか?

 仰向けのタイプ

仰向けは、一番理想的な寝方。仰向けは背中、首、背骨の位置を一番自然な状態にし、頭部への血流を妨げます。少し高めの枕を使えば、胃は食道より低い位置に収まり、胃液が逆流しにくいので胸やけも起こりません。手の位置は、自分にとってベストの位置を見つけて下さい。両手のひらを下向きにして、最初は胸に、次は腰、お腹、と手の位置を変え、どこに手を置けば一番早く、リラックスして眠りにつけるかを見つけるといいでしょう。

 

やはり、王道の仰向けが一番身体にいいそうです (pixabay)

横向けのタイプ

横向けも、仰向けに続いて、よい寝方です。特に、左を下にして横向けになると、胃液の逆流が起きにくくなります。また、横向けになると、イビキを軽減することができます。妊娠中の女性は、仰向けに寝ると背骨に重圧がかかるので、横向けに寝ることをお勧めします。

 

横向きはイビキが軽減する姿勢です(AOL Screenshot)

胎児の姿勢

両膝を曲げ、体を丸めた胎児のような姿勢で眠るのは、あまり健康によくないとされています。胎児の姿勢は横隔膜の運動を妨げ、腹式呼吸ができにくくなり、内臓に余分な圧力を与えて血流障害を起こしやすくなります。また、この姿勢は顔のシワを増やします。

 

背中と腰を丸めた胎児の姿勢。安心感があるものの、健康にはよくありません (shironosov/iStock)

 

 うつ伏せに寝る

この姿勢は、健康によくありません。特に、背骨にとってよくありません。うつ伏せのまま顔を横に向けて長時間眠ると、肩から首にかけての血流が妨げられ、凝りが生じます。この姿勢で眠ると、あまり疲れが取れません。しかし、この姿勢では喉頭部が開きやすいので、イビキを軽減することができます。イビキが気になる人は、長時間でなければこの姿勢でもいいでしょう。

 

うつ伏せはイビキを軽減しますが、身体に負担をかけ、疲れがとれません(kosmos111/shutterstock)

 

(翻訳編集・郭丹丹)