金正男死後 兵力増員・石炭送り返し 中国は対北朝鮮の態度を硬化か

北朝鮮の金正恩労働党委員長の兄・金正男氏が2月13日、マレーシアで殺害された後、中国当局がこれまでとは異なった反応を示していることから、専門家は今後、中国当局が北朝鮮に対して、厳しい姿勢で臨むかどうかに注目が集まっている。

中国当局は、3つの反応がこれまでと違うとされている。まず、香港に本部を置く中国人権民主運動情報センターによると、中国当局は金正男氏が死亡したと伝えられた後、不測に備えて中国と北朝鮮との国境に約1000人の兵力を増員した。

また、2月15日に中国外交部の定例記者会見において、記者から金正男氏の殺害に関する質問に対して、外交部の耿爽・報道官は「中国側は事件の動向を密接に注視している」と回答した。記者の金正男氏の妻子は現在マカオにいるかどうかとの質問に対して、耿報道官は「関連情報を把握していない」と答えた。

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