2012年3月、中国広東省の烏坎(ウーカン)村で、お菓子を口にする女の子たち(PETER PARKS/AFP/Getty Images)
中国製食品

農村部の子ども「毒お菓子」を食べている=中国食の安全調査

最近の大陸メディアによると、農村部の子どもたちは、「毒お菓子」を口にしていることが分かった。食の安全専門家の彭亜拉教授の調査チームによると、低所得層と未開発地区である農村で生活する小学生たちにとって、雑貨屋のような、すぐ手の届くところに、安全基準を満たさないお菓子が蔓延しているという。

調査によると、ある雑貨店に置かれた50数のお菓子製品のなかの3割が、有名メーカーのパッケージや形状を模倣したコピー品だった。

また、安全基準を満たさない劣悪な品質のお菓子は「辣条」とよばれるスナック類が30品目以上に上る。小麦粉とラー油、食品添加物で作られる「辣条」には、過剰な添加物、ナトリウム含有量、細菌が多いことが分かった。

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 ダンボール入り肉まんや毒粉ミルクなど、中国産食品の安全性が問題になって久しい。その背景には食品生産者の「儲けるためなら消費者に健康被害が出ようがかまわない」という、中国で横行する拝金主義にある。
中国体育総局は、数年前から五輪代表のような国を代表するスポーツ選手のために、政府高官にしか提供してこなかった特別食「特供」を与えられていると明かした。これには、中国の庶民が口にすることのできない高級食材を使ったもので、1食分は数万円にもなる。食の安全が確保できない、中国ならではのスポーツ選手の健康管理法だ。8日に網易(NetEase)が伝えた。
 最近、北京のスーパーマーケットは、政府の食品安全衛生監視チームによる抜き打ち検査があるとの情報を受けて、店内の魚介類売り場のいけすを空にした。