曽錚コラム:北京大大学院卒なのに「チベット問題」何も知らず 講演で赤っ恥
この「残念な」写真は私が中学校に上がったころのものだ。この時のカメラマンはとても手際が悪く、私たちが踊っている間のいいショットを逃すわ、踊り終えてから私たちにポーズを指示するわで、いつまでたってもいい写真が取れなかった。イライラしてポーズを取るのをやめてしまった子もいる中、3人だけはまだ頑張っていたが、そのうち2人の顔は苦痛でゆがんでいた。その1人が、後列にいた私だ。
私たちが踊っていたのはチベット舞踊で、共産党が「チベット農奴」を解放したことに感謝し、その偉業を称えるという内容だった。30年以上にわたってこの踊りに使われた歌や、その他数多くの共産党の「偉大・光栄・正義」を宣伝する歌が私の中に深く刻み込つけられている。これらが記憶の底からいつなんどき飛び出してくるか、自分でもわからないくらいに。
私がチベットについて、いかに誤った知識しか持っていなかったかに気づかされたのは、35歳といういい年になってからだった。しかも、非常に恥ずかしい思いをして。
関連記事
ワクチンに反対しておらず、安全性を高めたり、成分や副作用をしっかり調べることを呼びかけマッカーシーさんは反ワクチン派と呼ばれ、攻撃を受けた。しかし米CDCの調査により彼女の主張が正しかったことがわかった。
昭恵夫人が公判で語った吉田松陰の言葉を軸に、安倍晋三元首相の「志」を読み解く。悲しみを超え、拉致問題解決への意志や「公」の精神を次世代へ繋ぐ。私的な感情から公の再生へと向かう時代のうねりを考察する
高市総理は臨時国会閉会後の会見で、松下幸之助の教え「素志貫徹」を引用し、困難を乗り越える決意を表明。物価高対策や補正予算、防衛強化、危機管理投資を推進し、国民生活を守る姿勢を示し、中国との対話も継続する方針を強調
中国共産党が日本に本当に求めている事とは、さらなる謝罪ではない。ほぼ1世紀後になって、日本の選挙で選ばれた指導者が、地面にひれ伏すほどの屈辱を受け、中国共産党の独裁的要求に従う姿を見せることだ
空母「遼寧」の宮古海峡通過後、中共軍のJ-15戦闘機が航空自衛隊のF-15を沖縄南東空域で2度レーダーロックオ […]