6月、北京市内ショッピングモールの玩具販売店近くで、機関車の形の乗り物でスマートフォンを見つめながら客を待つスタッフ(WANG ZHAO/AFP/Getty Images)
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それでも市民は強く生きる! 中国ネット小話第6弾

世界の自由を監視する国際機関「フリーダムハウス」の発表によると、日本は3段階で最良の「自由」で、隣国・中国は最低の「自由がない」。評価は、中国に住む人々は、日本にいては到底感じることのない酷い不自由さと、社会的圧力のなかで暮らしていることを示している。

大紀元の米国本局編集部は、独自に中国国内外のネットの短文投稿サイトなどで、中国人による中国についての風刺ストーリー「中国ネット小話」をまとめている。今回は第6弾。心と環境を投影するネット小話を通じて、独裁体制のなかを生きているがゆえに形成された、今日の中国人の考え方について、知る材料になる。

 

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中国で最も背の高い人物をご存知だろうか。バスケットボールの姚明(ヤオミン)選手や障害走の劉翔(リュウシャン)選手を思い浮かべるかもしれないが、本当の「巨人」は内モンゴルに暮らす鮑喜順さんだ。2メートル36センチの彼と比べれば、他の村人はまるで小人のよう。様々な分野で活躍できそうな彼だが、高身長ゆえの意外な悩みを抱えていた。
情報検閲の厳しい中国ネットユーザは小話を作るのが上手い。このたび、中国の得意なビジネスに「土地・資源・労働力を売る」と指摘した。ここには、バブルを生みだす当局の土地政策や、G20などで問題視された過剰な中国鉄鋼輸出量、そして現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」では、海外で計画性が疑問視されるインフラ事業に、中国人労働者は次々と派遣され、現地の雇用ほか経済効果が薄いとする問題などを揶揄している。
今年6月、フランス共産党総書記ピエール・ローレン氏は、年内に国の共産党は消滅すると自ら「解体」宣言した。ソ連解体で急激に求心力を失い、衰退する世界の共産主義政権国。残されているのは、中国と北朝鮮だけとなった。この2国は、最近の共産主義崩壊の歴史を、どうみているのだろうか。
両親の帰りを待ちつつ、がれきの上で宿題をする子供。中国の強制取り壊し現場にいた警官がとった写真が、波紋を広げている。