「三陸国際芸術祭2017」三陸沿岸に三陸とアジアの郷土芸能が集結

8月5日から19日まで、三陸沿岸地域(岩手県大船渡市、青森県八戸市)を舞台に「三陸国際芸術祭~営みからアートへ。~」が開催される。本芸術祭は、三陸地域で古くから脈々と受け継がれてきた「郷土芸能の魅力の発信」と「世界の芸能との交流」を目的に、2014年から毎年開催されている。

2011年の東日本大震災の被災地である三陸沿岸地域は、津波により多くのものが流されてしまった。一方で、三陸沿岸は、世界でも類を見ない芸能の宝庫であり、獅子舞、神楽など2000もの郷土芸能が存在している地域でもある。芸能により培われたコミュニティの絆が、地域の復興を後押ししてきた。

悠久の時の中で、自然災害といった人類の制することのできない事象と対峙し、人々は悲しみ、葬い、祈る中で「表現」を生み出してきた。人が暮らすところに祭りがあり、「営み」の中心で祈りと希望を唱え続けてきた。

三陸の郷土芸能は、こうした原始的な表現の結晶であり、現在に伝えるひとつの形である。そして、世界の片隅には三陸の芸能のように、営みから生まれた多様な表現が点在している。今年の芸術祭では、三陸とアジアの郷土芸能、夜神楽、現代アートなど多種多様なステージが展開される。

(編集・岳進)

関連記事
清朝(1644-1911年)は、中国最後の統一王朝で、満州族により統治されました。末期の数十年には、軍事的敗北、内紛、経済の疲弊が次々と襲いかかりました。
道教で用いられるハタキは、動物の毛と麻を合わせたもので、木製の柄がついています。道家の道士や僧侶は、ハタキを携えて修業の旅に出ます。
愛知県の伝統的な郷土料理である「ふきの煮物」は、平安時代から愛され、千年にわたる歴史を誇ります。
最新の研究によれば、コーヒーに含まれる自然由来の成分が、年齢とともに起こる筋肉減少を防ぐための秘密兵器となるかもしれないのです。
人生の黄金期に入り、コストが低く快適な退職生活を送ることができる場所を選ぶことは非常に重要です。幸い、地球上にはアメリカよりも生活費が低い国が多くあり、その中の7カ国では、月に10~13万円前後の支出で楽しい退職生活を送ることができます。