世界食糧問題

人気投資「コオロギ」養殖も盛んに 食用たんぱく質源として

4年前、米ブラウン大学の同級生ギャビー・ルイスとグレッグ・スワイツの2人は、2,000匹もの生きたコオロギを注文した。彼らの目的は…栄養補助食品を作ることだった。

2人はコオロギをたんぱく質源とする「プロテインバー」を作るために起業した。「人々が喜んで支払えるような製品を作りたい」とルイスは大紀元英字版の取材に語った。インターネットで資金調達キャンペーンを展開したところ、72時間以内で2万ドルを集金することに成功した。

2人が立ち上げたEXO社は今年、ベンチャーキャピタリストから520万ドル(5億2000万円)を調達した。ルイス氏は、「米国や欧州の消費者にまったく新しい栄養源を取り入れるというアイデアに、多くの投資家が興奮していると思う」と述べた。

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