世界経済

今後10年の最大リスクは「失業」=世界経済フォーラム調査

[ロンドン 20日 ロイター] – 世界経済フォーラム(WEF)が世界の企業トップを対象に行った意識調査で、失業あるいは不完全雇用が今後10年の最大のリスクとして挙げられたことが明らかになった。

20日公表の調査結果によると、失業・不完全雇用に次ぐ主要リスクとしては、財政危機や国家統治の失敗が挙げられた。

調査は136カ国の企業経営者1万2411人を対象に実施。保険ブローカーのマーシュの広報担当によると、調査結果は1月のWEF年次総会(ダボス会議)前に公表されるグローバルリスク報告書の背景として活用されるという。

調査結果は保険大手マーシュ・アンド・マクレナン<MMC.N>傘下のマーシュがチューリッヒ保険<ZURN.S>とともに公表した。

調査では、北米や東アジア、太平洋地域の企業がサイバー攻撃と資産バブルを最大のリスクと見なしていることが明らかになった。

*見出しを修正しました。

関連記事
アメリカの漁師が、色鮮やかで極めて珍しい巨大なヒトデを捕獲した。このヒトデは、絶滅危惧種とされているヒマワリヒトデだった 
中国共産党の西側への浸透工作が注目されている。EVバッテリー工場Gotion Inc.の中国親会社は、従業員が中国共産党への忠誠を誓う様子を示す報告と動画を出した。米国の各界から、同社と中国共産党との関係の調査が求められている。
ジム・リッシュ米国上院議員はikTokは洗脳マシンのようにできている、青少年を引きつけ影響している、数百万人の米国人の健康、安全、プライバシーにとって長期的に最も大きな脅威を引き起こす可能性があると指摘。
ワグネル傭兵団のリーダーであるエフゲニー・プリゴジン氏は23日、ロシア軍トップのワレリー・ゲラシモフ将軍がウク […]
平均的に、米国人は自分のスマホに40のアプリを入れている。その中には便利なものもある。しかし、新しいレポートによると、多くのアプリは、表向きは便利なものであっても、人々のプライバシーにとって危険である。アプリは個人データを収集し、その結果を第三者と共有する。多くの場合、私たちの知識や同意なしにそれが行われている。