四川省重慶市や貴州省貴陽市など、8都市の政府がこのほど、相次ぎ不動産バブル抑制策の一環として、新たに住宅売却の規制を打ち出した。(Photo by China Photos/Getty Images)

中国当局、消費者金融や住宅売却規制を強化 不動産株一時急落

中国国内と香港の株式市場で週明けの25日、不動産関連株価相場が大幅に下落した。先週末に、四川省重慶市や貴州省貴陽市など、8都市の政府が相次ぎ不動産バブル抑制策の一環として、新たに住宅売却の規制を打ち出した。また人民銀行(中央銀行)が住宅購入のための消費者金融を禁止する動きもみられた。その為、不動産関連企業の収益が悪化するとの観測が広がり、投資家からの売り注文が集中した。

中国当局は不動産価格抑制対策で住宅ローンを規制してきたが、市民の住宅への投機意欲は減退してはいない。近年、消費者金融から資金を調達し、住宅市場で投機活動を続けている。

国内メディア「新浪財経」などの報道によると、人民銀行(中央銀行)がこのほど行った調査では、今年すでに数千億元(数兆円)規模の資金が、消費者金融を通じて不動産市場に流れ込んでいる。そのため、人民銀行や各地の銀行監督当局は、消費者金融への取り締まり強化に踏み切ったと報じた。

▶ 続きを読む
関連記事
大量の違法な中国製電子たばこが米国に流入しており、その背後に国家安全保障、さらには金融犯罪が関わっている可能性がある
中南海の「危険な職務」とされる中央軍事委員会副主席。彭徳懐から最新の張又侠まで、失脚や非業の死を遂げた8人の足跡を辿り、クーデターを恐れる最高権力者との間で繰り返される、凄惨な権力闘争の闇を暴く
中国経済の減速で公務員志向が過熱する一方、体制内部の実態に失望し、中国共産党と関連組織から集団で脱退を表明する公務員も出ている。理想と現実の乖離、官僚制度の歪みが浮き彫りになっている
中国共産党(中共)党首の習近平による高級軍幹部2人の粛清は、習近平と軍との間の不信を深め、台湾への侵攻計画を遅らせる可能性があるとアナリストは指摘している
米誌『フォーリン・アフェアーズ』は、張又俠らの失脚を受け、習近平を「壊滅者」と酷評。盟友すら粛清する姿勢が軍不信と権力集中を招き、中共軍事中枢は事実上壊滅状態にあると指摘した