中国共産党批判の香港誌、休刊ヘ

中国共産党第19回大会を控える敏感な時期に、共産党政権を批判してきた香港政論誌「争鳴」と「動向」が10月号を最後に休刊すると発表した。理由は公式には発表されず、創刊者の死去が原因ではないかと報道されている。

「争鳴」と「動向」両誌は海外の華僑に広く愛読され、1989年に民主化の機運が高まった時期には、発行部数を8.5万部に計上した。創刊当初は中国本土でも流通していたが、本土で報道が禁止されている中国共産党政権に対する批判や共産党内の内情を掲載していたため「反動的(反革命的、反逆的)」な雑誌と見なされ、発売禁止になった。広州の情報提供者は当局に逮捕され、12年の刑が下った。

両誌は突然休刊した理由について説明しなかったが、香港メディアによると、創刊者温煇氏(96歳)が最近米国で亡くなり、遺族は赤字続きの雑誌運営を望まなかったからだと報じた。

休刊あいさつ文では、「40年間、弊誌が初志を貫いて民主主義と人権、自由を求め、独裁と腐敗を批判する自由な言論の媒体として読者と共に歩み、数々の歴史的な出来事を目撃した」「皆さんのご支援のおかげで限られた資源と厳しい条件の下でも、今日まで雑誌の発行を維持してきた」「皆さん、さようなら」と別れの挨拶を告げた。

「争鳴」誌は1977年11月1日に香港で創刊し、姉妹誌の「動向」は一年後に創刊した。創刊者の温煇氏は1940年代香港に移住、共産党の地下通信社等の仕事に参加し、中国共産党政権を擁護したが、文化大革命をきっかけに共産党政権を批判するようになった。香港が中国共産党政府に返還された際、温氏はアメリカに移民した。

(翻訳編集・単馨)

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