NZ新政権の連立協議、合意は今週末の可能性=首相

[ウェリントン 16日 ロイター] – ニュージーランド(NZ)のイングリッシュ首相は16日、先月の総選挙を受けた連立協議の合意は今週末になる可能性があると明らかにした。9月23日に実施された総選挙では、与党・国民党、野党・労働党のいずれも過半数議席に届かず、連立に向けた各勢力の協議が続いている。

連立政権の鍵を握る第3勢力に浮上したポピュリスト政党、NZファースト党のピータース党首は先週、国民党、労働党のそれぞれと連立協議を行った。

NZファースト党の広報担当者によると、同党の幹部は16日、議会内で会合を開いている。ピータース党首は先に、最終決定の前に幹部が集まる必要があると語っていた。

国民党を率いるイングリッシュ首相は16日、ラジオ・ニュージーランドに対し、閣僚指名を含めて解決すべき問題は多くあると発言。「NZファースト党はきょう、幹部で会合を開いているが、まだ課題は残っているため、完全な合意内容に関する話し合いではないはずだ」と述べた。

首相はまた、今週末までに連立協議が完了する見通しかと問われると、「そう思う」と答えた。

一方、NZファースト党のピータース党首は地元ラジオ局に対し、今週末までに合意に至るとの見方を再度示したものの、期限は決めたくない、とも語った。同氏は当初、12日までの合意を見込んでいた。

労働党のアーダーン党首は14日、連立協議が長引くことは仕方がないとの見解を示した。

 

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