11月18日、北京市大興区西紅区のアパートで19人死傷の火事が発生した。(Getty Images)

北京で27人死傷の火事 暖房供給政策に絡むためか、当局情報統制を強化

中国北京市東南部に位置する、大興区では18日深夜、27人が死傷する火事が発生した。住民らが電気暖房器具を使用中に故障が発生したことが、火事の原因だとみられる。当局は現在、ネット上に投稿された火事関連情報や動画を削除し、情報統制を強化していることに、市民からの批判が集まっている。

国内メディア報道によると、18日午後6時頃、同区西紅門鎮の2階建てアパート「聚福縁公寓」から火が出た。消防車34台が出動し鎮火に当たったが、19人が死亡、8人がけがをした。

北京市当局はアパートの関係者の身柄を拘束したが、出火原因については明らかにしていない。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。