1250年前、世界初お茶の専門誌が生まれた
唐代に誕生した世界初のお茶の専門誌『茶経』は、現在でも中国茶道のバイブルとして珍重されている。著者である陸羽(りくう)(733~804)は、茶聖(茶の聖人)と称えられている。
陸羽の誕生に関する歴史の記録は少ない。伝説によれば、陸羽は捨て子で、競陵(今の湖北天門)地方の龍盖寺の智積褝師に育てられたという。陸羽という名前も智積褝師がつけられたと言われている。
幼い頃の陸羽は智積褝師に読み書きを習い、佛経を唱えるとともに、禅師にお茶を淹れる役割を務めていた。しかし陸羽は佛経より儒学に強い興味を示し、12歳ごろに寺院を抜け出して、一人で放浪生活を始めた。後に旅芸人一座の役者となり、容貌が目立たなかった陸羽は弁舌をふるい、観衆の喝采を受けていた。
関連記事
【大紀元日本12月26日】 乾燥性便秘 アーモンド、クルミ、黒ゴマ各10gを粉砕して、蜂蜜10g、水600mlと一緒に約15分煎じてお茶の代わりに飲む。 乾燥性咳 梨200g、ゆり根100gを粉砕して
【大紀元日本12月11日】冬は、寒の邪気による風邪が多い時期です。普段から温性のお茶を飲み、皮膚と粘膜の血流を良い状態に維持し、寒邪の侵入を防ぎましょう。 紅茶は温性で、体を温める作用があります。生姜
道家文化は自然の摂理に従い、淡泊で静かな心で命を養い、不老長寿に達することを重んじます。中国茶道にもこのような伝統医学、養生文化が多く含まれています。