(JOHANNES EISELE/AFP/Getty Images)

米証券取引委員会、米国外の告発者に410万ドル奨励金

米証券取引委員会(SEC)は5日、米国株式市場に上場する企業の不正を通報したという人物に、410万ドル(約4億6000万円)の奨励金をはらうと発表した。米国営ラジオVOAが報じた。

SECによると、この告発者は同企業の元従業員で、同社の長期かつ広範にわたる違法行為をSECに知らせ、調査に全面的に協力した。告発者の安全保護などの理由で、名前や国籍、居住国などすべての個人情報、企業名を公表していない。ただし、米国外からの情報だという。

2010年から施行した米ドッド=フランク・ウォールストリート改革及び消費者保護法は、米上場企業の不正をSECに告発する人への奨励を制度化した。これまでに、米国外在住の同奨励金受領者は10人以上になる。

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