訪朝の国連事務次長、北朝鮮高官に「連絡窓口の設置が急務」

[ソウル/国連 9日 ロイター] – 国連は9日、フェルトマン国連事務次長(政治局長)が北朝鮮を訪問中に同国の李容浩(リ・ヨンホ)外相らに対し、関係国との衝突リスクを軽減するために「連絡窓口を設けることが急務」との考えを伝えたと発表した。

フェルトマン氏は北朝鮮に4日間滞在した後、9日午前に北京の空港に到着したが、記者団には何も語らなかった。

その後の国連の発表によると、同氏は訪朝中に朴明国(パク・ミョングク)外務次官とも会談。国連安全保障理事会の決議の完全履行の必要性を強調したほか、国際社会が平和的な解決の実現を目指していることを伝えたという。

フェルトマン氏はまた、「現在の(朝鮮半島)問題には、誠実な対話を通じて至る外交的な解決しかありえない。時間が最も重要だ」と発言。北朝鮮側とは、「現在の状況が今日の世界で最も緊迫し、危険な安全保障問題である」との認識で一致したという。

北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)によると、北朝鮮の高官とフェルトマン氏は今回の訪問によって双方の理解が深まったとの見解で一致し、定期的に意思疎通を図ることで合意した。

関連記事
米航空宇宙局(NASA)のビル・ネルソン長官は、中国共産党が宇宙で秘密裏に軍事活動を行っていると述べた。4月17日、ネルソン長官は、2025年のNASAの254億ドルの予算要求の下院歳出委員会の公聴会で中共が宇宙での軍事活動証拠を提出した。
中国共産党当局がフィリピンの日米との3カ国首脳会談に反対していることに対し、フィリピン外務省は18日(木)、フィリピンが日米との同盟強化を決定したのは主権国家としての選択であり、地域の緊張の根本原因は中共の行き過ぎた海洋擁護と侵略行為にあると反論した。
イスラエルのミサイルがイランの拠点を直撃したと、米ABCニュースが18日遅く、米政府当局者の話として伝えた。
内閣府の「再生可能エネルギー等に関する規制等の総点検タスクフォース」(以下、再エネTF)で、委員の大林ミカ氏(自然エネルギー財団事務局長)から提出された資料の一部に中国の国営送配電会社「国家電網公司」のロゴが入っていたことが3月23日に発覚した。大林氏は同月27日に、同委員を辞任したが、政府はこれで幕引きにせず、外国の影響工作の疑念を晴らすべく、国民に説明すべきだ。
米国は4月初旬、フィリピン・ルソン島に中距離ミサイル発射装置「タイフォン」の配備を完了させた。80年代後半の冷 […]