サンフランシスコ市の中国系市長が急死=市発表

サンフランシスコ市は公式に、同市初のアジア市長だったエドウィン・M・リー氏(65歳)が急死したと現地時間12日、発表した。死因は説明されていない。

現地紙サンフランシスコ・クロニクルによると、リー氏はザッカ―バーグ・サンフランシスコ・ジェネラル病院で同日午前1時ごろ、家族や娘2人、友人に看取られて息を引き取ったという。

リー氏は2011年、中国系移民が5分の1を占める人口85万人のサンフランシスコ市の第43代市長に選出された。2015年に再選した。

リー氏は1952年、米国に移民した中国人の両親の間に生まれた。6人兄弟の4番目で、公営住宅で育ったという。カリフォルニア大学バークレー校のロースクールで法学を学んだ。

弁護士だったリー氏は、市の人権委員会委員長も歴任した。公営住宅が不衛生で安全性に欠如していると主張する住民の代理人としてサンフランシスコ市を訴えたこともある。

市の発表によれば、ロンドン・ブリード市議会議長が臨時市長に就任する。

(翻訳編集・佐渡道世)

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