市場のボラティリティー、投資家の警戒感映す「警告」=NZ中銀総裁

[ウェリントン 8日 ロイター] – ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)のスペンサー総裁は8日、最近の世界的な市場のボラティリティーについて、金利正常化に対する投資家の警戒感を表す「警告」だとの見方を示した。

また、ここ数カ月間のNZドルの上昇は懸念していないと述べた。

総裁は、政策金利の据え置きを発表した後の記者会見で、最近の株式市場のボラティリティーが金利市場にも波及した場合、NZ中銀の金利見通しにリスクをもたらす可能性があると指摘した。

中銀はこの日、政策金利を過去最低の1.75%に据え置くとともに、インフレ押し上げに向けて緩和的な金融政策をかなりの期間継続するとの姿勢をあらためて示した。

NZドルについては「現在の相場に違和感はない」とし、足元のNZドル高は主に米ドルの弱さによるものだとの認識を示した。

関連記事
中国共産党はWHOを代理人とし、米国に対する「ハサミ戦略」を始めるだろう。新たに進められているパンデミック条約がその引き金となる。
韓国最大の太陽光発電メーカーであるハンファ・ソリューションズ傘下のQcellsは中国江蘇省啓東市にある工場を6月30日に永久閉鎖する。
中国共産党の国家安全部が主導する研究機関は、AI技術とビッグデータを利用してカナダの華人議員の個人情報を密かに収集している。
米イエレン財務長官の最近の訪中は、新たな貿易戦争の予兆であるとする見方がある。イエレン氏は中国当局に対し、ダン […]
全世界の軍事費支出が9年連続で増加し、過去最高値を再び更新したことが明らかになった。スウェーデンに本部を置くシンクタンク「ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)」が22日(現地時間)に公開した報告書によると、昨年の全世界の軍事費支出規模は約2兆4400億ドル(約772兆円)に達すると集計された。