日本伝統の都・京都で中国伝統文化の花が咲く 「涙溢れ出る」
中国伝統文化の復興を掲げ、全世界に感動をあたえている神韻芸術団。西宮公演に続き、1日、2日と日本最後の公演となった京都公演でも、開演前から神韻のパネル前で記念写真を撮ろうと順番を待つ来場者がズラリと並ぶシーンが見られ、人気の高さを伺わせた。
会社経営の大竹健治さん。舞台の幕が上がり、出だしから自然に涙が出てきた。特に女性の舞踊の美しさに感動したという。「精神的なものを大切にされていて、内面を鍛えているからこそ、このような心が揺さぶられるような演技が出来るのではないか」と述べた。また中国伝統文化の復興を主旨とする神韻の活動について「勇気のある行動」と讃えた。法輪功迫害の演目にもアーティストの「決意」を感じ、応援したいという気持ちにさせられた。テノール歌手の歌にも想像を超える声の力というものを感じ、「創世主がこの世を救いに来る」という歌詞の内容にも「中国から日本に渡来してきた佛教も、もともとこういう事を言っていたのに、今の中国では変異してしまった。今日改めて元の意味に気付かされた」と述べた。
古代から続く琉球の神職「神人」(かみんちゅ)をしている、という大石和美さん。東京も名古屋でも見れず神韻を見るためスケジュールを変更し京都まで見に来たという。司会の「中国では古来、音楽というのが薬だった」という言葉がすごく印象的だった。舞踊と音楽を聞いていて心が震え涙が出てきた。舞踊は日本の古典舞踊にもどこか通じるものを感じた。古代の武道との舞踊の関係性がダンサーの身のこなしから感じられ、台詞もなく動作だけで伝わってくる中国古典舞踊の表現力に感心しきりの様子だった。「ダイナミックなものもあれば繊細なものもあり、一糸乱れず、エネルギーが感じられました。今の中国の人が見たらどう思うだろうか楽しみです。中国の人は見るべき」と述べた。