ADB加盟国、中所得国向け貸出金利引き上げを要請
[マニラ 5日 ロイター] – アジア開発銀行(ADB)加盟国は、ADBに対し、中所得国への貸出金利を引き上げるよう要請した。また、中所得国と単なる被援助国ではなく、パートナーとして連携していくよう求めた。
加盟国は、ADBが世界的な金融情勢の変化と共に、民間からの資金調達を拡大するほか、プロジェクトの実行を加速し、他の機関との連携を強化すべきとの見方を示した。
中国はADBに対し、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)との関係を深化させるよう積極的に呼びかけた。他の加盟国は特にAIIBに明確に言及はしていないが、ADBは他の機関と一段の協力が必要であるとの見解を示した。
ADBは自身を「民間企業への投資や、加盟国に対する融資、助成金、調査、技術援助などを通じてアジアおよび太平洋地域における貧困削減に尽力する国際的な開発金融機関」と位置付けている。
ADBは今後数カ月で新たな戦略を詰める予定。加盟国からの意見はADBの方向性を決めるうえで重視される可能性がある。
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