米軍、米朝首脳会談中止でも対北朝鮮態勢に変更なし

[ワシントン 24日 ロイター] – 米軍は24日、トランプ大統領が来月予定されていた米朝首脳会談を中止すると発表した後も、北朝鮮に対する姿勢は変えていないとし、すでに高水準の警戒態勢をさらに引き上げていないことを明らかにした。

統合参謀本部のケネス・マッケンジー中将は国防総省で行った記者会見で「通常の警戒態勢を維持している」と述べた。

同中将はまた、非核化に向け北朝鮮に圧力を掛ける米国の戦略を支える米軍のスタンスにも変更はないことを明らかにし、米軍は北朝鮮のいかなる挑発にも対応する用意を整えていると表明。「向こう数日間の情勢を注視し、北朝鮮が何らかの挑発行為を行えば、われわれには同盟国やパートナー国とともに対応する用意がある」と述べた。ただ具体的な内容には触れなかった。

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