防衛省によると5月19日、北朝鮮タンカーと中国国旗と見られる旗を掲げた船籍不明の船舶が、海上で荷渡しを行っていた疑いがあると発表。外務省は国連に報告した(防衛省発表資料)

北朝鮮タンカー、東シナ海で「瀬取り」疑い=防衛省

防衛省は5月29日、東シナ海の公海上で同月中旬、北朝鮮船籍タンカーと中国国旗とみられる旗を掲げた船籍不明の小型船舶が横付けしているのを自衛隊機が確認したと発表。政府は国連安保理決議に違反する「瀬取り」の疑いが強いとして、国連安全保障理事会に報告した。

防衛省によると5月19日未明、ライトをつけた両船舶は横付けして、蛇管(ホース)を接続していた。政府は、国連安保理決議で禁止されている、海上での船舶間の物資の受け渡し「瀬取り」が強く疑われると判断し、両船舶の写真や船舶名など情報を公開した。

このたび報告された北朝鮮船籍タンカー「JI SONG 6号」は今年3月、国連安保理北朝鮮制裁委員会から資産凍結・入港禁止の対象に指定された船舶。

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