対米通商交渉への中国の扉、原則的に開いている=外務省報道官

[北京 4日 ロイター] – 中国外務省の華春瑩報道官は4日、対話への中国の扉は原則的に開いている、と述べた。米国との次回の通商交渉はいつかとの質問への回答。

北京で開かれていた直近の米中通商協議は3日に終了。中国は、米国が関税を導入した場合には、貿易や経済を巡る両国の合意は全て効力を失うと警告した。ロス米商務長官ら米代表団は、公式な声明を発表することなく中国を離れ、中国からも新たな合意への言及はなかった。

中国外務省報道官は「中国の原則的な立場は非常に明快であり、それは、対話と協議への中国の扉はいつでも開かれているということだ」と述べたほか、中国は対話を通じた問題の「適切な解決」を真摯に望んでいるとも付け加えたが、これ以上の詳細はコメントしなかった。

ロイターは中国国務院(内閣に相当)の報道室、および中国商務省にこの件に関するコメントを要請したが、今のところ回答は得られていない。

米ホワイトハウスは声明で、トランプ大統領が掲げる公正な貿易を目指す姿勢を米代表団は中国側に伝えたとし、「中国の増大する需要を満たすため、農産品とエネルギーの供給を円滑化することで、米国の貿易赤字を縮小させることを中心に討議が行われた。こうしたことは米国の経済成長と雇用を後押しするものとなる」とした。

中国の国営英字紙チャイナ・デイリーは社説で、週末に行われた協議の結果は米中両国の間で建設的な路線が維持されたことを示していると評価。ただ、「トランプ氏は米中の経済関係における公平性と相互性を追求していると主張しているが、これまでのところ、米国は経済上の優位性を利用し、中国から得られる恩恵を引き出そうとしている」とし、トランプ大統領の言動が予見不可能であることに警戒感も示した。

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