ロシアはサミット脱退してない、モスクワで開催可能=プーチン大統領

[青島(中国) 10日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は10日、トランプ米大統領がロシアの主要7カ国首脳会議(G7サミット)復帰に言及したことについて質問された際、ロシアがG7からの脱退を選択したのではないとの考えを示した。

トランプ氏は8日、カナダのシャルルボワで開催されたG7サミットにロシアが出席すべきだったと語った。

ロシアは2014年のクリミア併合によりサミットから排除された。

プーチン氏は上海協力機構(SCO)首脳会議出席のため訪問した中国での記者会見で「われわれが脱退を選んだのではない」と主張。G7首脳が、ある理由によりロシアが来ることを拒んだと述べた。その上で「モスクワで皆に会えたらうれしい」と語った。

一方、ロシアと中国が主導するSCOについて、加盟国全体の購買力はG7を上回ると述べた。

関連記事
中国共産党はWHOを代理人とし、米国に対する「ハサミ戦略」を始めるだろう。新たに進められているパンデミック条約がその引き金となる。
韓国最大の太陽光発電メーカーであるハンファ・ソリューションズ傘下のQcellsは中国江蘇省啓東市にある工場を6月30日に永久閉鎖する。
中国共産党の国家安全部が主導する研究機関は、AI技術とビッグデータを利用してカナダの華人議員の個人情報を密かに収集している。
米イエレン財務長官の最近の訪中は、新たな貿易戦争の予兆であるとする見方がある。イエレン氏は中国当局に対し、ダン […]
全世界の軍事費支出が9年連続で増加し、過去最高値を再び更新したことが明らかになった。スウェーデンに本部を置くシンクタンク「ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)」が22日(現地時間)に公開した報告書によると、昨年の全世界の軍事費支出規模は約2兆4400億ドル(約772兆円)に達すると集計された。