世耕経産相、東電の福島第2原発廃炉方針を「高く評価」

[東京 14日 ロイター] – 世耕弘成経済産業相は14日、東京電力<9501.T>の小早川智明社長が福島第2原子力発電所を廃炉とする方向で検討していると明らかにしたことを受けた会見で、「経営トップが地元の声や福島の現状を受け止めて判断し、方向性を示したことは高く評価したい」と述べた。

そのうえで、東電には福島復興への貢献という視点に立ち、関係者とコミュニケーションを重ねながら、廃炉に向けた具体的な検討を進めることを期待するとし、近く経営陣と会い、考えを聴く機会を持ちたいとの意向を示した。

経産省としては「廃炉をしっかりと進めさせる、賠償をしっかりと進めさせる。福島復興への貢献を進めさせるという観点から(東電の)株主になっている」とし、引き続きこの観点から東電をしっかり指導していきたいとした。

関連記事
中国共産党はWHOを代理人とし、米国に対する「ハサミ戦略」を始めるだろう。新たに進められているパンデミック条約がその引き金となる。
韓国最大の太陽光発電メーカーであるハンファ・ソリューションズ傘下のQcellsは中国江蘇省啓東市にある工場を6月30日に永久閉鎖する。
中国共産党の国家安全部が主導する研究機関は、AI技術とビッグデータを利用してカナダの華人議員の個人情報を密かに収集している。
米イエレン財務長官の最近の訪中は、新たな貿易戦争の予兆であるとする見方がある。イエレン氏は中国当局に対し、ダン […]
全世界の軍事費支出が9年連続で増加し、過去最高値を再び更新したことが明らかになった。スウェーデンに本部を置くシンクタンク「ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)」が22日(現地時間)に公開した報告書によると、昨年の全世界の軍事費支出規模は約2兆4400億ドル(約772兆円)に達すると集計された。