アングル:日朝交渉、安倍首相が意欲 実務協議などハードルも

[東京 26日 ロイター] – 安倍晋三政権は、拉致問題の解決を図るため、日朝首脳会談に強い意欲を示している。9月の自民党総裁選でも外交力を前面に出すことで3選を狙う構えだ。ただ、その前提となる実務者レベルでの交渉が日朝間で進んでいないとの見方が与党内にあり、一部には日朝首脳会談の早期実現はハードルが高いとの観測も浮上。自民党総裁選の行方とも絡み、同党内には、様々な思惑が交錯している。

米朝首脳会談が12日に行なわれて以降、安倍首相は北朝鮮との直接対話に強い意欲を示してきた。トランプ米大統領が米朝首脳会談で拉致問題を提起し、その後の日米首脳電話会談で「拉致問題は解決ずみ」と金正恩・朝鮮労働党委員長が発言しなかったことを確認。その直後から「米朝会談を機に北朝鮮と直接向き合う」「拉致は北朝鮮と直接、解決しなければならない」と述べていた。

複数の自民党関係者によると、金正恩委員長から「拉致問題は解決済み」との言及がなかったことを安倍首相とその周辺が評価。今後は拉致や核・ミサイル問題が解決するならば、人道支援や経済支援の検討が可能になるとのスタンスに変化してきたという。

▶ 続きを読む
関連記事
台湾の賴清徳総統が旧正月の総統府に日本大食い女王アンジェラ佐藤氏とYouTuber Iku氏を招待。水餃子100個を振る舞い、日台友情を語る。美食が国境越えの絆を象徴
ローマの歴史ある音楽ホールが熱狂に包まれた。旧正月の大晦日、満席の観客を魅了したのは、神々しい舞踊と音楽が織りなす「真実の自己」への旅。現代人が忘れかけた神聖な愛と知恵を呼び覚ます至高のステージ
ミラノ五輪でメダルラッシュに沸く日本は、フィギュアペアの金メダルでついに史上最多記録を塗り替えた。一方、北京五輪で旋風を巻き起こした中国は、得意のショートトラックでの失速が響き、いまだ金メダルなしの苦戦が続いている
北朝鮮工作員が生成AIで身分や履歴書を偽装し、遠隔IT職として各国企業に就職。米企業300社以上が被害を受けており、外貨は核・ミサイル開発資金に流用されていたと米メディアが明らかにした
ロシアのプーチン大統領は2月5日に演説して以来、10日余り公の場に姿を見せておらず、健康状態を巡る憶測が広がっている。クレムリンは写真を公開して動静を示したが、疑念は収まっていない