マティス米国防長官が初訪中、安保対話の強化目指す

[北京 27日 ロイター] – マティス米国防長官は27日、就任後初めてとなる中国訪問で魏鳳和国務委員兼国防相などと会談する。貿易面などで米中間の緊張が高まるなか、安全保障対話を深める狙いがある。

米国防長官の訪中は、オバマ政権時代の2014年以来約4年ぶり。27日には、魏氏を含む中国高官との一連の協議が予定されており、習近平国家主席と会談する可能性もある。

マティス長官は中国による南シナ海の軍事拠点化加速を強く批判してきた。米軍は中国に対し、環太平洋合同演習(リムパック)への招待を取り消しており、中国側は不快感をあらわにしている。リムパックはマティス氏の訪問中に開始する予定。

また、米中貿易摩擦が激化し、米国の台湾への関与拡大に中国が懸念を示すなど、両国間の緊張は高まっている。

長官は訪中に先立ち、「開かれた対話」を求めていると表明した。

関連記事
4月29日、テキサス大学オースティン校にテントを張っていた親パレスチナ派デモ参加者を、警察当局が逮捕し始めた。
米国とフィリピンが、南シナ海で初めて肩を並べて行った共同軍事演習の最中、4月30日に中共の海警船が、同海域でフィリピンの船舶に再度危険な干渉を行(おこな)った。中共は以前から、南シナ海でフィリピンの船舶に対して干渉を繰り返し、国際社会から批判を受けている。
今年11月に迫る米大統領選で勝利した場合、トランプ氏は数百万人の不法移民の強制送還や中国製品の関税強化、議会議事堂事件で起訴された人々の恩赦を行うと米誌タイムのインタビューで語った。
米国連邦大法院で、ドナルド・トランプ前大統領に対して一定レベルの免責特権は適用可能かもしれないという前向きな解釈が出た。これは、任期中に適用された容疑に関して「絶対的な免責特権」を要求していたトランプ側の主張に対して懐疑的だった従来の立場から少し緩和されたものだ。
北米全土の大学生の間で、ハマスへの支持とパレスチナ人の幸福への懸念が急激に高まっている。ほとんどの学生にとって、それは地球の裏側にいる人々と密接なつながりがあるからではない。学業をなげうってまで過激主義に傾倒するのはなぜだろうか。