米カジノ運営大手のシェルドン・アデルソン(Sheldon Adelson)氏が北朝鮮にカジノを立てたいとの抱負を伝えた。写真は、マニラのカジノ参考写真(GettyImages)

米カジノ業界大手 「北朝鮮でビジネスしたい」

カジノ大手、ラスベガス・サンズLas Vegas SandsCEOのシェルドン・アデルソンSheldon Adelson)氏はこのほど、米朝関係が進展したら、北朝鮮にカジノを開きたいと話した。

米カジノ業界専門紙「カジノニュース・デイリー」8日の報道によると、アデルソン氏は先月、イスラエル・エルサレムで開かれたチャリティーイベントに出席し、「トランプ大統領が韓国と北朝鮮の戦争を終え、私がそこ(北朝鮮)に再び行けることを願う」と述べ、「今度は戦いに行くのではなく、ビジネスのために行くだろう」と発言した。

トランプ氏の後援者でもあるアデルソン氏は、朝鮮戦争を経験していた。この日の行事で、過去の軍人経験を話している中でこのように発言したと知られている。

アデルソン氏はビル・ゲイツ、ウォーレン・バフェットに続き、米国で三本の指に入る大金持ちである。米経済誌フォーブスによると、総資産は400億米ドル(約4兆4億円)規模に及ぶ。

「ラスベガス・サンズ」グループ創設者、CEOであるアデルソン氏はユダヤ人出身で、2016年の米大統領選挙の時、トランプキャンプの最大スポンサーであった。ラスベガスとマカオ、シンガポールなどの大型カジノリゾートを運営している。カジノニュース・デイリーは、アデルソン氏が市場拡大を念頭に置いて、事業地を物色してきたと伝えた。シンガポールで開かれた米朝首脳会談の前夜に、金正恩・朝鮮労働党務委員長が訪問したマリーナベイ・サンズホテルもアデルソン氏が所有している。

カジノニュースはサンズグループが最近、新しいカジノの市場を開拓するために、日本とブラジル進出に力を入れているとも伝えた。

(翻訳編集・齊潤)

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