米国務長官、ロイター記者の解放をミャンマーに要請

[シンガポール 4日 ロイター] – 米国務省によると、ポンペオ国務長官は4日、シンガポールでミャンマーのチョー・ティン国際協力相と会談し、国家機密法違反の罪で起訴されている2人のロイター記者を直ちに解放するよう求めた。

2人は、ミャンマー西部ラカイン州でイスラム教徒少数民族ロヒンギャの男性と少年計10人の殺害を取材していたところ、昨年12月に逮捕された。

米国務省のナウアート報道官は、「ポンペオ長官は拘束中の2人のロイター記者の問題を提起し、2人は直ちに解放されるべきと伝えるとともに、拘束に対するわが国の懸念を表明した」と述べた。

2人は警察当局者らに機密文書を渡され「陥れられた」として容疑を否認しているが、有罪になれば14年の最高刑が課される可能性がある。

ミャンマー政府報道官はロイターに対し、「わが国の司法は憲法に基づき独立している。したがって裁判所の決定を待つ必要がある。ロイターも記者の家族も法の下で平等に扱われている。すべての法手続きが尊重されており、一例として希望の弁護士を指名できる」と述べた。

 8月4日、米国務省によると、ポンペオ国務長官(写真)は、シンガポールでミャンマーのチョー・ティン国際協力相と会談し、国家機密法違反の罪で起訴されている2人のロイター記者を直ちに解放するよう求めた。写真はワシントンで7月撮影(2018年 ロイター/Aaron Bernstein)

 8月4日、米国務省によると、ポンペオ国務長官(写真)は、シンガポールでミャンマーのチョー・ティン国際協力相と会談し、国家機密法違反の罪で起訴されている2人のロイター記者を直ちに解放するよう求めた。写真はワシントンで7月撮影(2018年 ロイター/Aaron Bernstein)
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