米国人牧師巡るトルコとの対立、「今後数日」で解決期待=米国務長官

[シンガポール 4日 ロイター] – ポンペオ米国務長官は4日、トルコで拘束されている米国人が「向こう数日間で」解放されることを期待していると述べた。ポンペオ長官は前日、トルコのチャブシオール外相と会談した。

米財務省は1日、米国人牧師アンドリュー・ブランソン氏の拘束に関与したとして、トルコのギュル法相とソイル内相に制裁を科した。また米国は大使館職員3人の解放も求めている。[nL4N1UT02M]

ポンペオ長官はシンガポールで記者団に対し、チャブシオール外相との会談は建設的だったと述べた。ブランソン氏を解放し帰国を認め、同様にトルコ当局に拘束されている他の人物も解放すべきだと明確に伝えたとし、「向こう数日間で実現することを期待している」と語った。

この問題がトルコの北大西洋条約機構(NATO)加盟を脅かすかどうかとの質問に対しては、「トルコは米国が協力を継続していく意図のあるNATO加盟国だ」と答えた。

チャブシオール外相は会談後、「当然ながら一回の会談ですべての問題の解決を望むことはできないが、協力して取り組み、対話を続けることで合意した」と述べた。

 8月4日、ポンペオ米国務長官(写真)は、トルコで拘束されている米国人が「向こう数日間で」解放されることを期待していると述べた。ポンペオ長官は前日、トルコのチャブシオール外相(写真)と会談した。シンガポールで行われたASEAN外相会議で撮影(2018年 ロイター/Edgar Su)
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