米政府、牧師解放なければトルコに一段の圧力 トランプ氏は苛立ち

[ワシントン 14日 ロイター] – 米ホワイトハウス報道官は14日、トランプ大統領がトルコが身柄を拘束している米国人牧師のアンドリュー・ブランソン氏をいまだ解放していないことに苛立っていることを明らかにした。サンダース報道官は、「トランプ大統領はブランソン牧師がいまだ解放されていないことに非常に苛立っている」と述べた。

同牧師の解放問題は米国とトルコの関係悪化の要因となっており、サンダース報道官の発言に先立ち、ホワイトハウス当局者はロイターに対し、トルコが米国人牧師を解放しなければ、米国は同国に一段の経済的な圧力を掛ける可能性があるとの見方を表明していた。

この当局者は匿名を条件に、ブランソン牧師を巡る問題はこれまでのところ「まったく進展していない」とし、「トランプ政権は極めて強硬に対応する。トランンプ大統領はブランソン牧師の帰国に100%コミットしており、向こう数日、もしくは向こう数週間で何も進展が見られなければ、新たな措置が取られる可能性がある」と述べた。

その上で、新たな措置は経済制裁の形をとる可能性があるとし、「結果が得られなければ、圧力は高まる」と述べた。

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