英外相、EUに対ロ制裁強化を呼び掛け 元スパイ毒殺未遂巡り
[ロンドン/モスクワ 21日 ロイター] – 訪米中の英国のハント外相は21日、欧州連合(EU)は米国と歩調を合わせ対ロシア制裁を強化する必要があるとの考えを示した。
米政府は今月初め、英国で3月に起きた元ロシア情報機関員らの毒殺未遂事件についてロシア政府が神経剤を使用したと断定し、ロシアに新たな制裁を課すと発表した。
ハント外相は訪問先のワシントンで、英国で神経剤が使用されたことに言及し、ロシアのプーチン大統領は世界を「より危険な場所にした」とし、ロシアが国際ルールを順守するよう、EUは一段の圧力を掛ける必要があると指摘。「EUの対ロシア制裁が包括的なもので、米国と肩を並べるものであるよう、英国は同盟国とともにEUに呼び掛ける」と述べた。
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