中国念頭に 市場歪曲にどう対抗するか協議 WTOルール見直し=日米EU貿易会合

9月25日、世耕経済産業大臣が議長を務める日本、米国と欧州連合(EU)貿易担当代表による三極貿易大臣会合がニューヨークで開かれた。中国を念頭にした強制技術移転、政府補助金問題についてあらめて懸念を表明し、世界貿易機関(WTO)のルール見直しを協議した。

ライトハイザー米通商代表とマルムストローム貿易担当欧州委員とともに行われた三極会合は、過去10カ月で4回を数えた。世耕大臣によると、2017年12月、日本の呼び掛けで始まった会合だという。

「第三国による市場歪曲措置にどう対抗するか?毎回踏み込んだ議論を行っている」世耕経産相はSNSで語った。経済産業省によると、3閣僚は、5月に行われた第3回会合で合意した、補助金ルール、強制技術移転、市場志向の条件の3つの分野で、進捗(しんちょく)や評価、今後の進め方について議論した。

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