米下院情報委、ロシア疑惑調査の記録公表巡り28日に採決

[ワシントン 27日 ロイター] – 米下院情報委員会は、2016年米大統領選へのロシアの介入疑惑を巡る調査の記録を公表するかどうかを巡り28日に採決を実施する。

対象にはトランプ大統領の側近への聞き取りの記録が含まれる。

議会側近が27日に明らかにしたところによると、委員会は関係者の発言記録を公表する前に国家情報長官室(ODNI)に記録を送付することで合意する見通し。

記録が公表されれば、トランプ大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏や娘婿のクシュナー大統領上級顧問のほか、セッションズ司法長官、大統領の首席戦略官兼上級顧問だったスティーブ・バノン氏らの発言が明らかになる。

また、6月にニューヨークのトランプタワーでロシア人弁護士とトランプ陣営関係者が面会した際の状況などについて、当事者の説明が公になる可能性が高い。

情報委員会の共和党メンバーは3月、トランプ陣営とロシアが大統領選に影響を及ぼすために共謀した証拠は見つからなかったと結論付け、調査を打ち切ったが、民主党メンバーはこれに反対して調査の継続を表明していた。

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