アフリカ最貧国シエラレオネ新政権 中国融資での新空港建設を拒否
アフリカの発展途上国シエラレオネ政府は10月10日、国の経済規模を超え、中国から4億ドル(約450億円)の融資を受け建設する予定だった、空港プロジェクトを破棄したと発表した。
ジュリアス・マダ・ビオ大統領は、前政権で計画された首都フリータウンでの新たな空港建設案の必要性が認められず、国民の多くは基本インフラや教育、福祉医療を必要としていると述べた。
中国は、連携国へのインフラ整備事業「一帯一路」構想に基づき、アジアやアフリカの途上国に高額な融資を負わせ、政治的影響力を拡大している。資金は中国政府系ファンドが融資し、労働者や建設事業は中国が請け負う。現地経済に寄与するものが少なく、現地権力者らの腐敗を生み出すとして「債務トラップ外交」と呼ばれている。
関連記事
アフリカのベナン共和国に、数百年の歴史を持つ水上都市ガンビエがあり、イタリアのベニスのように、観光客に有名な観光スポットになっています。ガンビエは、首都コトヌーから車で1時間ほどのノコウエ湖の上にあります。
中国の王毅・国務委員兼外相は18日、第8回中国・アフリカ協力フォーラム閣僚会議に北京からオンライン形式で出席し […]
アフリカで影響力を拡大している中国は6月初め、タンザニアで開設した政治塾でアフリカ6カ国の若い政治家に対し研修 […]
中国政府が主導する広域経済圏構想「一帯一路」の参加国であるザンビアの債務危機を巡り、中国側がこのほど、国際通貨 […]
英国の非政府組織(NGO)、環境正義財団(EJF)の最新調査レポートは、違法漁業を繰り返す中国漁船が、西アフリ […]