トルコ拘束の米国人牧師が釈放、対立緩和に向け重要な一歩に

[イズミル(トルコ) 12日 ロイター] – トルコの裁判所は12日、テロ関連の罪で有罪判決を受け拘束されていた米国人牧師のアンドリュー・ブランソン氏を釈放する決定を下した。米・トルコの関係回復に向けた重要な一歩となる可能性がある。

トランプ大統領はツイッターへの投稿で「ブランソン牧師は解放された。間もなく帰国する!」と述べた。

同氏はテロ関連の罪で3年と1月半の禁錮刑を言い渡され、2年間の収監後に今年7月から自宅軟禁下に置かれていた。

ペンス副大統領やヘイリー米国連大使もツイッターを通じ、歓迎の意を表明した。

ブランソン氏の弁護士によると、ブランソン氏はトルコを出国する見通しで、米高官はロイターに対し、米軍機でブランソン氏を米国に移送する計画だと語った。

トランプ大統領は今夏、同氏の解放を求め、トルコに経済制裁を発動し、両国の関係は悪化。トルコリラは急落し、世界金融市場の混乱を引き起こした。

また、トランプ大統領の主要支持基盤である福音主義キリスト教のブランソン牧師の解放を取り付けたことは、11月6日の米中間選挙を控え支持層の得点を稼ぎ、共和党への追い風となる可能性がある。

トルコリラ<TRYTOM=D3>は1530GMT(日本時間13日午前0時30分)時点で、5.96リラとやや下落。前日は釈放への期待から3%上昇していた。

*内容を更新しました。

関連記事
極真会館の長谷川道場出身、纐纈卓真氏にインタビューした。その強さの秘密を聞いてみた。また、インタビューの間に空手についての情報を挿入してゆく。
元米国務長官マイク・ポンペオの中国政策上級顧問、シンクタンク、ハドソン研究所の中国分析センター所長である余茂春氏は、「中国共産党の最大の弱点は人権」とし、「米国が中国との関係で優位に立つためには、この点を狙わなければならない」と明らかにした。「人権問題は中国と米国の関係、さらに中国と他のすべての国の関係に大きな影響を与えるだろう」と強調した。
4月24日、米宇宙コマンド司令官スティーブン・ホワイティング大将が日本を訪れ、中国の宇宙軍事力の異常な増強に対して警告を発した。ホワイティング司令官は木原防衛相、統合幕僚監部議長、航空自衛隊長や航空宇宙事業本部長等の要人と対話し、宇宙領域における日米同盟のさらなる強化に向けた協力を確認した。
鬼木誠防衛副大臣は29日、フィリピンを訪問し、同国のテオドロ国防相と会談した。日本がフィリピンに供与する移動式警戒管制レーダー2基目の引き渡し式典にも出席した。東アジア地域における中国共産党の拡張に対して連携して抑止を図る。
戦争、死、破壊、大脱走はアフガニスタンにとっては日常茶飯事。カブールで起きた悲劇的な出来事の中で、ある女性記者の物語が際立っていた。バスナヤニマ・バスさんはインドのオンライン出版『Print』の記者としてカブールに派遣され、タリバンが政権を掌握する約一週間前にアフガニスタンの首都を逃亡した。エポックタイムズは独占インタビューで、バスさんはタリバンがカブール空港を占拠した数日後の逃亡を語った。