米大統領、トランスジェンダー政策巡る批判に「国を守りたい」

[22日 ロイター] – トランプ米大統領は22日、心と体の性が異なるトランスジェンダーを巡る政策について、国を守ることを目指す考えを示した。

米紙ニューヨーク・タイムズは21日、トランプ政権が性別の定義を出生時の性に限定し、生涯にわたり変更を認めない政策を検討中だと伝え、批判が噴出している。

ホワイトハウスの周囲でも抗議活動が行われる中、大統領は「われわれは現時点で多くの異なる考えを持っている。トランスジェンダーを巡っては多くの異なる出来事が起きている」と発言。性的少数者(LGBT)のコミュニティを守るという公約について問われると「全員を守っている。われわれの国を守りたい」と述べた。

検討中とされた性に関する新たな定義は、オバマ前政権が推進した米国公民権法に基づく医療、学校、軍隊におけるトランスジェンダーの人々に対する認識や保護を否定するもの。

医学の専門家らは22日、生まれつきの生殖器で性を定義する方法について、科学的に不正確であり、本人の健康を損なう可能性があると警告した。

UCLAのウィリアムズ研究所による2016年の推算では、米国のトランスジェンダーの成人人口は約140万人とされる。

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