中国系米国人3人が中国から出国できず 米補佐官「G20で解決促す可能性も」
中国政府は「経済犯罪」に関与した疑いがあるとして、元共産党幹部の家族、中国系米国人(妻子3人)の出国を禁止している。この件についてボルトン米大統領補佐官は、トランプ大統領が20カ国・地域(G20)首脳会議で中国に解決を促す可能性があると表明した。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、元共産党幹部の妻、サンドラ・ハンさんは自身の父親が病気のため、今年6月、娘(27)と息子(19)を連れて中国に帰国した。数日後、ハンさんは公安当局に拘束され、「闇の留置所」と呼ばれる軟禁場所に移送された。三人とも米国籍を取得している。
それから数カ月間で、子ども2人は3回にわたってアメリカに戻ろうとしたが、いずれも中国当局に、有効期限不明の「出国禁止令」により空港で足止めされた。
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